DC1備忘録

 D3も終わりにさしかかり,いまさらも今更なのですが,採択当時(2年前)書いていた備忘録があるので,それにコメント(青字)をつけて公開します.

DC1の備忘録.最初に客観的なスタッツとスケジュールを書いて,最後にちょろっとやってよかった思うこと,気を配ったことを書きます.

申請時の状況

  • 申請年: 2023年
  • 所属: 東大新領域
  • 学年: M2
  • 専門: 強化学習
  • 業績: 国際会議共著1本, プレプリント主著と共著一本ずつ.
  • 資格など: TOEFL ibt 96
  • 小区分名: 知能情報学関連
  • 特別研究員奨励費: A区分
  • 血液型: O型

スケジュール

4月初週: 申請書集め & 申請書読み
  • 研究室の先輩を中心にお願いして,全体で10枚いかないくらい集めました.
  • 前年から申請書のフォーマットが大きく変わったので,主に前年に採択されている申請書数枚と不採択の申請書数枚を熟読しました.
4月2〜3週: 初稿を書き上げる
  • 初稿を書き上げるのはとにかく苦労しました. 修士2年2月ごろから取り組んでいたテーマで書き始めたのですが, テーマへの理解がまだ浅く, 全体的に抽象的な文を書き連ねる事になりモヤモヤしていました.
  • なんとか第一項を書き上げた後, 2つ上の博士の先輩にFBをお願いしました. 「何度でも送ってくれて良い」とおっしゃっていただいたので, これから何度も送る事になります.
4月 最終週: FBを元に改稿 => ボツへ
  • 先輩からのFBはどれも的確で, 僕が理解の甘さから濁している部分を具体的に書くようにというものが多かったです.
  • FBに応えようと1週間粘りました. 結局できず, 手元のテーマで申請書を書き続けるのは悪手だと判断して, テーマを変える事にしました. 締め切りまで残り1ヶ月でしたが, 自分が納得していないテーマで書くよりはマシだと考えました.
5月 1週: 新たなテーマで第一項を書き上げる
  • M1の時に手を出して, 修論には間に合わなさそうだと思って中断したテーマがあったので, そちらで書く事にしました.
  • ある程度テーマに精通しており, 自分で面白い研究だと思えていたので, 筆がのりました. 1週間で初稿が完成しました.
  • 先輩が,一つ目のテーマに対しては使わなかった「面白い」というフィードバックをくださったので,これで行こうと決めました.
5月 2週: どんどん推敲
  • 一週目で書いた初稿をたたき台に, 推敲を重ねるフェーズに入っていきました.
  • 最初に, 「何度でもみる」と言ってくださった先輩には本当に何度でも投げる勢いで, 修正してはすぐ投げました.
  • その方以外にも研究室のOBの方複数名にお願いしました.
5月 3週: 細部を詰める
  • 内容は概ね完成したので, あとはその内容を最大限伝わりやすくするためのポリッシュの時間でした.
  • レイアウト, 文章, 図表についてぱっと見の伝わりやすさを上げるために修正を重ねました.
5月 提出直前: 鬼の確認
  • 提出直前の数日は, 主に誤字脱字や語法の間違い, 引用の間違いを探していました.
  • 見落としが多いタイプなので, チェックのたびに新しい間違いが見つかって嫌になりました. 汚い雑巾を絞っていると,何度でも水が濁るのに辟易する感じです.
  • 最終的には第17稿を提出しました.
採択後: お礼メール
  • 申請書を共有してくださったり,FBをくださった方にお礼のメールを送りました.ありがとうございました.(本当にありがとうございました.)

体験が上がった要素,気をつけたこと

  1. 「何度でもみてくださる」ありがたい先輩 「何度でも投げていい」というのは以下の点でよかったです.
    • 気を使わずに投げられるので (使え), クオリティが足りていないかもしれないと悩んでFBのお願いを躊躇する必要がないのでFBをもらう上での心理的時間的なコストが大幅に削減される.
    • 定点観察者からの頻繁なフィードバックが受けられるので, 修正の方針が立て易い. こうした寛大な先輩に巡り会えた私は幸運でした. 私の場合は先輩の方から申し出てくださったのでよかったのですが, 自分から頼むのはハードル高いかもしれません. それでも頼むことをお勧めするぐらいよかったです. 僕も後輩には同じことをしたいです. 今はLLMがあるので,執筆はもちろん楽ですし,フィードバックにも事欠かないですかね.ただ,当時を思い返すと,フィードバック自体も有益でありがたかったですが, 何より自分の申請を気にかけてくれる方がいること自体が精神衛生上とても良かったので,今でもこの点については同じ意見です.
  2. 見栄えにこだわる これはよく言われていることだと思うので, 以下に特に見栄えの向上に貢献したポイントを書きます.
    • インデントを使ってブロックをわかりやすくするとともに余白を増やす.
    • 行頭記号を使う.
    • 見出しに灰色の背景を使う.
  3. 心から面白いと思うテーマで書く 自分の大好きな物についてなら饒舌になれるし,理解してもらう労力を払えるという一般的なことかと思います.面白いと思っているテーマとそうでないテーマ両方で書いた身からするとストレスの差は結構ありました.二つ目のテーマで申請書を書いている期間は結構楽しかったです(楽しかったなあ).



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